第3章 摂食障害 回復期

第3章 摂食障害 回復期 もくじ

  • まえがき
  • 表現教室はじめます
  • ランチタイムコンサートで初 MC 、弾き歌い、オカリナ
  • 勤務先のホテルのロビーでピアノを弾くことに
  • 仕事づくりセミナーに参加
  • コロナで中断を余儀なくされていたロビーピアノ再開
  • ひきこもり・摂食障害の子供を抱える母親のための『リズチェン!コミュニケーション講座』
  • リズチェン!テーマ曲によせて
  • 現在進行形、随時更新していきます

まえがき

 

摂食障害 25 年、ひきこもり 10 年の克服者、森山 華伊の自分史です。

 

 

 

↓ 摂食障害発症にいたる潜伏期はこちらです。

第1章 摂食障害 潜伏期 

↓ 摂食障害闘病期はこちらです。

第2章 摂食障害 闘病期  

 

 

第3章 摂食障害 回復期

克服して翌年、2019 年 5 月に本サイトを立ち上げました。

 

25 年間の摂食障害や、10 年間のひきこもりの経験をお話することで、

現在同じようなことで悩まれている方々の心に希望が宿り、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

 

このページは現在進行形で続いています。

摂食障害とひきこもりのための表現教室をはじめます(2019/04/30)

摂食障害の方、ひきこもりの方のための表現教室

ごあいさつ

 

 摂食障害 25 年、ひきこもり 10 年の経験を活かし、現在悩まれいる方々のしあわせへのお手伝いと、過去の私自身をしあわせにするために、表現教室を神戸に開設しました。

 表現教室とは、即興的な連弾や芝居、抽象画、手芸、運動、ファッションなど、多種多様な表現ツールをミックスした、新しいジャンルの教室です。

 摂食障害やひきこもりの方を対象にした「本来の自分に返り、自分の人生を楽しく生きる」ことをコンセプトに、私自身の体験をもとにプログラムやワークショップを考案しました。

 一見バラバラなものから共通点を見つけ、点が線で繋がるように、組み合わせたり、置き換えたり、反転させたりと、長年かけて影響を受けた選りすぐりから、私のアイデアとユーモアを織り交ぜてできたものです。

 昨年の 7 月に闘病から脱してから、ドラム、ジェンベ、ジャズピアノ、ダンスを学び始め、自己表現の可能性を掘り起しつつ、この 3 月に隣町へ引っ越し心機一転、第二の人生への出港の準備は整いました。

 平成から令和へと、新しい時代の大波に乗り、身をもって手に入れた、しあわせのコンパスを胸に大航海が始まります。

 これまで支えてくださった多くの方々に感謝するとともに、今後私を訪ねてくださる方々へお返ししていきたいと思います。

 現在摂食障害やひきこもりに悩まれている方々は、過去の私自身であり、その方々を少しでもしあわせにしたいと向き合うことは、過去の自分を愛することにつながり、その時を超えたコミュニケーションによって、しあわせの連鎖は広がっていくと信じています。

 どうぞよろしくお願い申し上げます。

令和へ移る前夜に
森山 華伊
★★★現在は、表現教室はおやすみしています。違った形態でご提供するべく準備中です。★★★

 

 

ランチタイムコンサートで初 MC 、弾き歌い、オカリナ(2020/01/12)


ほんの数ヶ月前には予想もしていなかったことが起きることがあります。


まさか私が、ピアノでコンサートをする側に回るとは、
夢には見ていましたがこんなに早く実現するとは思いもよりませんでした。

 

人との出会いと不思議なめぐりあわせが重なって、突然チャンスはやってきます。

 

そのタイミングは逃さないよう、 「チャンスはつかむ!」 ということを、今回学びました。

 

 

 

 

ピアノサークルでお世話になっている辻さんと二人で、
  「歌い継ぎたい日本の歌」 と題し、ピアノ伴奏に合わせて童謡や唱歌をお客様と合唱をする 「参加型コンサート」 を企画し出演させて頂きました。

二人ともこのような大舞台は初めてのこと、準備期間の 5 ヶ月間は各自の練習はもちろん、

リハーサルや打ち合わせ、歌詞カードの草稿、機材についての学習、会場の下見、メンタルや体調管理など、

気の抜けない日々を過ごしましたが、ホールのスタッフの方々のご支援のもと、無事本番に臨むことができました。

 

 

 

ピアノという楽器は、メロディー、リズム、コードとなんでもできる上、

音域も一番広く、歌や打楽器の要素もあるので、

一人で完結する孤独な楽器とも言えますが、

本番までのプロセスを共同作業をしながら、

コンサートを作っていく楽しさや喜びをあらためて感じました。

 

 

当初はピアノ伴奏だけを演奏する予定でしたが、

「歌い始めがわかりやすいようにピアノを弾きながらマイクを使って歌ってみよう」 いう考えがまず浮かび、

次に 「辻さんがピアノ伴奏の時はメロディーをオカリナで吹いてみよう」 、

さらに 「日本の歌だから和風の衣装を着よう」 とアイデアが広がっていきました。

 

そのどれもが初めてのことなのですが、

さらに司会進行も仰せつかり、

曲間のトークはほとんどぶっつけ本番でなんとか突破できました。

 

私自身、見たこともない自分が出てきて、「身体を張る」 とはこういうことなのか、と思ったほどです。

 

決して大げさではなく、コンサートの後 10 日間ほどは帰宅すると抜け殻になりましたが、

「私もやればできるんだ!」 という自信がついたように思います。

 

公園で仲間に入れず木の影に隠れていた幼少期、30 半ばまで摂食障害でひきこもり、会話も大の苦手な私が、

大勢の前でピアノを弾き、歌い、オカリナを吹き、司会進行をし、オレンジの総絞りの羽織を着るなんて、私を知る誰もが想像できなかったことでしょう。

私自身でさえ、知らない自分と対面し驚いている次第です。

 

こんなにも人は変われるのですね!

 

 

お集まり頂いたお客様は約 80 人、

笑顔と素敵な歌声で歌ってくださり、

演奏しながらあたたかいエネルギーを受け取り、

合唱を通して一体感が生まれ胸が熱くなりました。


                  


「言葉や演奏は雄弁でなくても、心は伝わるんだ!」 ということも実感できました。

 

 

このコンサートを今後の音楽活動の第一歩として、

大変貴重な体験をさせて頂きましたので、

一生の思い出として大切にしていきたいと思います。 
  
  

 

 

 

 

勤務先のホテルのロビーでピアノを弾くことに(2020/04~)

 

2020 年 3 月の終わる頃、勤務先のホテルでピアノのオーディションがありました。

 

・・・と言っても、受けたのは私一人なのですが、

「ムーンリバー」や「虹の彼方に」をドキドキしながら演奏し、

なんとか無事合格することができました。

 

数ヶ月前から、受かることを見越して選曲した 20 数曲を練習してきました。

 

4 月から勤務日の内 3 時間の枠で BGM として演奏します。

 

通りすがりの癒しになるよう、ヒヨッコですががんばります。

 

しばらくは、こちらの曲目でいこうと思っています。

 

 

 

 

 

1. Innocent
2. Tammy
3. Here,There And Everywhere
4. Imagine
5. Moon River
6. The Sound of Music
7. My Favorite Things
8. My Funny Valentine
9. When I Fall In Love
10. We're all alone
11. Hard To Say I'm Sorry
12. If We Hold On Together
13. Over the Rainbow
14. Close To You
15. Rainy Days And Mondays
16. Yesterday Once More
17. I Need to Be in Love
18. Ballade pour Adeline
19. Sweet Memories
20. 夜明けのうた
21. 見上げてごらん夜の星を
22. When You Wish upon a Star
23. Londonderry Air

 

 

 

 

 

 

 

仕事づくりセミナーに参加(2020/08/22,29,09/05,12)

 

コロナで 4 月から私の勤めるホテルも自粛が続きました。

 

昨年このホームページを開設しましたが、摂食障害やひきこもりの経験を活かして、もっと精力的に活動したいという気持ちが強まったところに、図書館で仕事づくりセミナーの広告を見て思い切って参加することにしました。

 

例年ですともっと多くの参加者を集うようなのですが、今回はコロナの中ということで、20 名の起業を目指す方々とセミナーで学ぶことになりました。

 

4 日間と短い期間で講義やワーク、先輩方のお話など盛りだくさん、充実した時間を過ごすことができました。

 

色々な方とお話する機会を得られ、たくさんの刺激とアイデア、励ましや勇気を頂き、お互いに応援し合う仲間ができて、心強く思います。

 

最終日に、自分の起業内容を紹介する 1 人 3 分のプレゼンテーションがありました。

 

生まれてこのかた、人前で自分の考えを発表するなんて皆無に等しいくらいの、私にとって一大イベントとなりました。

 

あまり話が上手くないことや、声が小さいこと、自信がなさそうに見られてしまうことは、重々承知のうえ、

私が自分の殻を打ち破り、自分の意見を大勢の前で発表することは、私が一歩踏み出す大きなチャンスと捉えました。

 

そしてなにより、ひきこもりの方々、ご家族の方々に、ひきこもりから脱出した姿を見せたいと思いました。

 

本番までの一週間は、パワーポイントで資料を作ったり、レジュメを練ったり、ストップウォッチを片手に 1 人でリハーサルを重ねました。

 

プレゼン当日、朝からドキドキしていましたが、「これまでの自分を肯定し、今できることを精一杯やればいいんだ!」と喝を入れて臨みました。

 

壇上に立ってみると、覚悟がすわり、落ち着いて話すことができました。

 

これだけでも、「よく頑張った!」と自分で思いましたが、20 名のプレゼンを聞いて 共感した人に 100 万円を投資するごっこのワークがあり、信じられないことに一位に選ばれ表彰されました。

 

100 万円に見立てたカードの裏に、たくさんの応援メッセージが書かれていて、胸がいっぱい、涙が出てきました。

 

ありがとうございました。

 

一人でも多くの方に、喜んでもらえるようなコンテンツを作ろうと、気持ちをあらたに身が引き締まりました。

 

ここで出会った起業家のタマゴさんたちや講師の方々とのご縁も大切にしていきたいです。

 

 

 

 

 

 

兵庫県立男女共同参画センター・イーブン様、ツイッターでご投稿ありがとうございます

コロナで中断を余儀なくされていたロビーピアノ再開(2020/10~)

 

3 月にひとりオーディションに合格し、 4 月から勤務先のホテルのロビーでピアノを弾くという大役を仰せつかり、

何度か演奏させていただきましたが、コロナのため半年ほどお休みしていました。

 

10 月より再スタートをきることができ、とても嬉しく思います。

 

今のところ平日お昼からと午後 3 時くらいから、各 1 時間半ほど弾きっぱなしですが、

回を重ねるごとに体力や精神力が強くなってきたような、ないような・・・、

手や足がガクガクブルブルすることもなく、淡々と好きなことをやらせていただいています。

 

曲は音数の少ないシンプルでゆったりとした調子の作品を選んでいます。

 

そろそろクリスマスの曲もレパートリーに入れて練習を始めようと思っています。

 

 

 

 

 

元ひきこもりの私が、こんなふうにピアノを弾いていますよ。

 

元摂食障害の私が、カーペンターズの曲を弾いていますよ。

 

音楽に挫折し、表現することに臆病だった私が、雄弁ではないですが音楽を奏でていますよ。 

 

 

 

 

3 年前までの私が想像もしていなかったようなミラクルは起きるのですね。

 

 

 

ひきこもり・摂食障害の子供を抱える母親のための

『リズチェン!コミュニケーション講座』リリース(2021/0403)

 

24 週間で親子関係の改善を目指すプログラム

ご家族のひきこもりや摂食障害をきっかけに

これまでの人生を見つめ直し

一緒に成長しながら

これからの人生を楽しみませんか?

 

ひきこもり 10 年、摂食障害 25 年から克服した私は、

ひきこもりや摂食障害に悩む子供を抱えた母親のために、

親子関係の改善を目指す講座をつくりました。

克服するためには、親子の対等なコミュニケーション、

そして、特に母親の心の安定が必要だと思っています。

 

 

 

1.心理学の観点から動画セミナーとワークが毎週届く通信講座

2.カウンセリングとコーチングを合わせたオンラインセッション

3.心を解放し気分を良くする!鼻歌コーナー『ハナウタハルカ』

 

この 3 本を柱として、まずは母親から元気になり、

その波動が子供に伝わることで、家族ごと気持ちが楽になり、

未来へ希望をもつことができるようになることをねらいとしたプログラムです。

 

詳細はこちらをクリックしてご覧ください。

https://resast.jp/inquiry/51006

 

リズチェン!のテーマ曲によせて

 

リズチェン!のテーマ曲『CATHARSIS(カタルシス)』は、

浄化という意味のタイトルで、私が作曲し演奏しています。

 

 

リズチェン!を作成中、

自分の人生の目的を深く掘り下げていった時、

最終的に辿り着いたのが、

「過去の浄化」「戻ってきた命」でした。

 

 

私はリズチェン!に取り組み、

死んだように生きていた過去の私に陽を浴びせることで、

現在悩まれている方々とつながり、

時空を超えて希望を分かち合うことが魂からの喜びであると、

潜在意識が教えてくれました。

 

 

曲は、

序奏部 - 提示部 - 展開部 - 再現部 - 終結部

という典型的な形式で、

両端を外すと三部で構成されています。

提示部はハ長調で明るく純粋なのですが、

対照的な展開部は、ハ長調からヘ短調に転調し、

暗雲や激しさを通過後、

再現部では元のハ長調に戻ります。

 

 

これを、ひきこもりや摂食障害に当てはめてみると、

提示部は、この世に生まれてから疑うこともなく、

あらゆることを背負わされてきた子供時代の場面、

展開部は、これまでの生き方に疑問を持ち、

ひきこもりや摂食障害となって試練の旅に出る場面、

再現部は、悩みの先に強さを獲得した上で、

元の純粋な自分を取り戻す場面、

といった隠喩となっています。

 

 

私の高校、大学の時の音楽の先生は、

この三部からなる音楽形式(A - B - A')について解説しながら、

人生そのものが組み立てられていると言っていました。

再現部(A')は提示部(A)を再現しているのですが、

全く同じではなく、

ドラマティックな展開部(B)を経験した後の再現部なので、

「同じように演奏してはいけない」と、いつも教えて下さいました。

 

 

これに倣うと、再現部(A')である「自分を取り戻す」とは、

提示部(A)である、

ひきこもりや摂食障害になる前の状態に戻ることではありません。

展開部(B)で、

怒りや悲しみ、憎しみ、寂寥、嫉妬、苦悩、欲望、執着など、

ネガティブと言われている感情も肯定した先に、

苦しみからの解放と同時に許しがやってきます。

再現部(A')であるこの境地は、

純粋ながらも苦難を乗り越えた強さを併せ持ちます。

 

 

ちなみに序奏部は、提示部の主要動機の音型を変形させて、

次に続く提示部の世界を予感させ、

終結部は、序奏部を回想しながら曲を閉じます。

 

曲はこちらからご視聴いただけます。

 

  

 

☆.。.:*・.+*:゚+。.☆
つづく
☆.。.:*・.+*:゚+。.☆
 
自分史はこれからも続きます!
よろしくお願いいたします。
 

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