摂食障害の方、ひきこもりの方のための表現教室とは


 「摂食障害の方、ひきこもりの方のための表現教室」とは、自分を表現することで本来の自分を取り戻していく、今までになかった、全く新しい元気になるための教室です。

 

 摂食障害の方、ひきこもりの方の多くは、自己主張がうまくできず、コミュニケーションの希薄さから、エネルギーが内にこもり、発散の矛先が自分自身に向かい、自分を大切にすることがわからなくなっていることがあるかと思いますが、エネルギーを外に出す方法のひとつにリズムの周期性に乗るということがあります。リズムを刻むと不思議と気持ちが前向きになるのがわかると思います。なぜなら、生まれながらに私たちは心臓の鼓動というリズムを持っているからです。

 

    私自身、長い年月を、過去を悔やみ、未来を憂い、その幻想に囚われ、今を生きていないために空虚な日々を送ってきました。今思い返せば、生きている実感欲しさに、自らを傷つけ、その痛みの中でもがくことで、苦しみを訴えていたのだと思います。

 

    そんな私を救ってくれたのは、音楽でした。音楽を聴くのも、演奏するのも、今に集中することで「今を生きる」に繋がり、その間は身体や心の不調から離れることができました。自分から発した音はすぐさま自分に返り、日によっても、成長具合によっても変化することがわかります。その移ろいを感じながら、このどうしようもない自分は、小さな一部、一時の反応に過ぎず、私そのものではないことがわかり、「私はできない」と制限をかけていたのは他でもない自分自身であったと気付いたのです。

 

 自分の気持ちを抑圧し、人に譲ってばかりいる方にとって、言葉にするよりも音やリズム、オノマトペを発することの方が心のブロックをゆるめやすいのではないかと思います。五感を刺激することで眠っている可能性を引き出し、表現する楽しさを知り、一番の宿敵である自分と和解すると、見るもの聴くものが輝きだします。自分を好きになると腑に落ちることですが、弱点と思っていることも視点を変えれば、何でも強みになるのですね。

 

 「フォーハンズ」とは、4 手(よんて)のことです。ピアノの連弾は、ひとつのピアノにふたりで並んで演奏するので four hands とも言います。「連弾で会話」しながら抑え込んでいる感情を少しずつ掘り起していきます。ピアノ教室ではなく表現教室とうたっているのは、自分を解き放つのに楽器はなんでもよく、はたまた音楽でなくてもよく、さらにひとつのアイテムにこだわらず、自然や人工のあらゆる恩恵を取り入れるうちに、枠に収まりきれなくなったためです。

 

 自分を元気にする知恵を、今までになかった方法で、クライアントの個性やペースに合わせてお伝えしながら、「自分らしく」生きていく意識を積み重ねていけたらと思います。抜け出せないでいる負の連鎖を断ち切り、今はまだわからないであろう「自分を大切にする」ことや、「本来の自分に返り人生を楽しむ」ことを最終目標とします。

 

 


レッスンについて


 摂食障害 25 年、ひきこもり 10 年から得た経験を活かし、現在悩まれている方々のしあわせへのお手伝いと、過去の自分自身をしあわせにするために、2019 年に表現教室「フォーハンズ」を神戸に開設しました。

 

 主要プログラムとして、即興的な連弾や芝居、抽象画などをミックスしたマンツーマンの自己表現レッスン、年に数回のワークショップとして、色彩心理を応用した創作や、食を通じた自己開示と受容体験など、相互触発や共感によって高め合うグループレッスンがあります。プログラムの前後には、クライアントに合わせたアレンジで、アファメーションや発声練習、軽い体操などを挿入します。楽譜が読めなくても、楽器に触れたことがなくても大丈夫です。「フォーハンズ」は演奏技術や音楽知識を習得することが目的ではなく、閉ざした心を、共同創造と安心感のなかで影響しあいながら解放していくことにあります。ジャッジや比較のない安全な空間で、恐れを手放し、まだ見ぬ自分の本質へと探検していきます

 

 病の中にいた長い年月、その生きづらさを解消するために、実際に試してきた数々の心や身体に良い事柄から、クライアントに合ったエッセンスを抽出ミックスし、思考、習慣、五感など、様々な角度からバランスよくアプローチし、クライアント自らの気付きと治癒力へと導きます。自分を表現することの喜びや、共同創造で築かれていく信頼関係のなかで自信をつけていくプロセスで、「人生を楽しむ」ことが当教室のコンセプトです。

 


プロフィール


ごあいさつ

 はじめまして!

    神戸市在住の森山 華伊(もりやま かい)と申します。

 25 年の摂食障害と 10 年のひきこもりから脱出した、音楽や芸術、ものつくりを愛する者です。

 

 長い年月を病に費やし、一般的なしあわせとは程遠い人生を歩んできましたが、隠れるように生きてきた過去の私に陽を浴びせることで、現在摂食障害やひきこもりで悩まれている方々のお役に立つことがあるかもしれないと思うようになりました。今度は自分が支える番だ!と、残りの人生の使命として奮い立ち、2019 年春に表現教室「フォーハンズ」を開設するに至りました。

 

 私自身、病院やカウンセリングなどに通いましたが、なかなかピンとこず、ありとあらゆることを試してきました。その中で、自分を表現することこそが、元気の源となり大きな飛躍になったと思います。この実体験から、数々の表現方法をミックスした、今までにないジャンルの教室が誕生しました。

 

 多くの摂食障害やひきこもりの方々は自分を出すことが苦手だと思いますが、音で会話しながら、互いの音に耳を澄ませ思いやる気持ちに重きを置くことで次第に心を開いていきます。自分自身を大切にすることを最優先にし始めると、良好的な人間関係が築かれることを共同創造しながら理解していきます。 


 「表現教室」と銘打っているのは、広義の表現ツールで、自分自身を縛っている執着を打破していくパッションの意味合いが込められているためです。

 

    楽譜が読めなくても、楽器に触ったことがなくても大丈夫です。美しく整っていなければならないという決まり事もなければ、抱いてはいけない感情もありません。私と連弾(フォーハンズ)しながら、怒りや寂しさ、嘆きなどのネガティブな感情をも音にして、希望や力に変えていきましょう。

 

 はじめの一歩は誰でも勇気がいりますが、行動してみたら新たな出会いに世界がグーンと広がると思います。まずは体験レッスンで試してみませんか?  

 

年譜

森山 華伊 Moriyama Kai

 

   摂食障害の方、ひきこもりの方のための表現教室「フォーハンズ」代表

 1976 年東京都生まれ埼玉県育ち

 兵庫県神戸市在住

 

 1994 年

 武蔵野音楽大学付属高等学校ピアノ科卒、同大学音楽学部器楽学科ピアノ科入学

 ピアノ演奏の他、声楽で発声法や呼吸法を学ぶ

 心理学や哲学、倫理学に熱中

 摂食障害になるも病識はなく、以後 8 年間異常を隠し通す

 

1997 年

 40 日間インド放浪

 音楽に挫折、武蔵野音楽大学を 3 年生で退学

 

1998 年

 8 ヶ月間自転車日本一周

 

2001 年

 病識を得て家族に告白し入院、以後 10 年間は入退院を繰り返す

 ひきこもり中にビーズやシルバークレイ、編み物などの手芸に熱中

 社会復帰に向けパソコン、医療事務を勉強

 

2008 年

 大阪芸術大学芸術学部音楽学科 3 年次編入学(通信)

 主に作曲、コンピューター音楽、アートプランニングを学ぶ

  

2010 年

 大阪芸術大学卒業

 

2011 年

 東日本大震災をきっかけに自立を目指し、9 年間お世話になった福祉からの援助を辞退し、両親と埼玉から神戸へ転居

 10 年ぶりに社会復帰、ひきこもり卒業、市民病院内で手術器材の洗浄滅菌業務

 ピアノを再開

 

2012 年

 打楽器初心者ながらオーケストラに飛び込み入団、ティンパニやバスドラムなどの打楽器担当

  

2014 年

 一人暮らしを始め経済的に自立

 

2016 年

 ホテルの購買課に障害者枠で転職

   好きなのか執着か見極めるため音楽の勉強を一切中断

 

2018 年

   ピアノ再開、ピアノサークルで月一回ペースで人前演奏をし、舞台慣れを図る

 占いを学びながら自分を知る

 25 年間の摂食障害を卒業

 ドラム、ジェンベ、ジャズピアノを楽しみながら、自己表現の可能性を掘り起こしている

 

2019 年

 ダンスを始める

 摂食障害の方、ひきこもりの方のための表現教室「フォーハンズ」を開設

 

 


レッスンについて

自分が一番の理解者

作品紹介

今を生きる術