心優しい勇者たちへ
摂食障害や
ひきこもりに悩む方々と共に
明るい未来を目指す
森山華伊です。
「完璧主義」と聞いて、
あなたはどんなイメージがありますか？
妥協知らずで頑固、
白黒思考でグレーゾーンがない、
自分に厳しい人といったイメージかもしれません。
完璧でないと・・・
劣っている、怠けている、
恥である、価値がない。
完璧主義とは、
「完璧でないとダメ」という
思い込みのことです。
完璧主義の人は、
完璧に「正しくあること」を
第一優先にしています。
完璧こそが優れていて正しいのです。
「完璧に正しくなくてはいけない」
という強固な思い込みを持っています。
「これが正しい」と信じているので、
他のことを受け入れることができません。
正しいと信じていることをしているので、
「自分は正しい」と信じて疑わないのです。
完璧主義ができたワケ
では、なぜ完璧主義ができたのでしょうか。
それは、多くは子供の頃に・・・
「自分は完璧でないといけない」
と思い込む出来事があったためです。
子供の頃・・・
親から「大人であること」を求められ、
十分に甘えることができなかった。
たとえば、
「お兄ちゃんなんだからしっかりしなさい」
と叱られたり・・・
兄弟が病気がちで自分のことを二の次に
されてきたなど・・・
または、テストの点数によって
親の機嫌が極端に変わって怖かったとか、
理不尽だと感じる扱いを受けたなど・・・
出来事は人それぞれですが、
なんにせよ、その傷付きにより、
「自分は完璧でないと認めてもらえない」
「正しくなければ批判される」
という思い込みができたのです。
自分の心のまま自由に話したり、
ハメを外して遊んだりできなかった。
自由にしたら、けなされたり、怒られたり・・・
「あーしろ、こーしろ」と、
親が口やかましく命令するから、
子供の頃は従順にしていた。
親のご機嫌取りをしていた。
親の不安の肩代わりをしてきた。
それは、自分を抑圧していたということです。
親を責めているのではありません。
ただ、そういう関係性、
その時々の親子の相互反応があった
という事実です。
こうして、
「親の価値観に合うことは正しいこと」
という思い込みができたのです。
そして成長するにつれ、
親から世間へと
その思い込みを広げていきます。
「世間（多数派）の価値観に
合わせなければならない 」
あなたの幸せをジャマするもの
ところで、完璧主義は、
あなた自身ではありません。
思い込みによってつくられた、
「本来の自分ではない自分」です。
だから、苦しいのです。
しかし反面、
「これが正しい」と思っているから、
楽だともいえます。
自分と向き合わなくていいからです。
本来の自分で生きる事の方が、
苦しいと感じるかもしれません。
なぜなら、
「みんな」が良いというものは、
「安心」するからです。
自分はまちがっていないと
思えるからです。
そして、
「正しいモノサシ」に慣れているからです。
だけど、いつまでたっても埋まらない、
空虚さをどこかで感じています。
なぜなら、
「本来の自分ではない自分」
「外に合わせた自分」
だからです。
完璧主義そのものが
悪いのではなくて・・・
完璧主義にいたらしめる思い込みがあり、
その思い込みは過去の傷付きによってできた。
過去の出来事は変えられないけれど、
思い込みは変えることができる。
なぜ変えた方がいいのかというと、
「あなたの幸せのジャマ」を
しているものだからです。
本来のあなたで生きられなくしている、
間違った思い込みだからです。
間違った思い込みによってつくられたのが、
「本来の自分ではない自分」なのです。
つまり、思い込みを手放せば、
完璧主義も手放せます。
完璧主義を手放すために、
その思い込みを手放しましょう。
新しい思い込み（観念）をつくる
「いつも正しくなければならない」
そんな信念があると、
生きるのが苦しいに決まっています。
正しくないと怒られる、馬鹿にされる、
人を傷付ける、礼儀に背く、
認めてもらえない・・・
すべて思い込みです。
親や世間の価値観、
自分を守るためにつくった
幻想です。
自分でつくってきた苦しいルールを
ひとつずつ手放していきましょう。
正しいというのはありません。
あるのは、好きか嫌いか
快か不快かです。
親が、幼かったあなたを怒ったのは、
ただ単に「気に入らなかった」だけです。
忙しかったのか、
腹の虫の居所が悪かったのか、
親の都合による、
いうなれば「気まぐれ」「気晴らし」です。
そして、親もまた
「正義正論」で生きてきたのでしょう。
その生き方しか、知らなかったから。
正しいという価値基準はないのです。
こうあるべき論も、
時と場合、対象が変われば、
役に立たないものです。
あるのは、好き嫌い、快不快です。
感性や感覚です。
何度も何度も、
あなたの中の小さなあなたに
優しく教えてあげてください。
「正しいなんてものはないんだよ」
「正しくないからって
否定されることもないんだよ」
「否定されたからって
あなた自体が否定されたんじゃないよ」
「ただ、価値観の違いがあるだけ」
この新しい観念ができてくると、
「なーんだ！好きにしていいんだ！」
って、緊張が解けるのがわかると思います。
そして、人との違いに落ち込んだり、
咎めたり、頑固になることがなくなります。
「私は私」って、
違いが気にならなくなります。
ひとつずつ自分の中の子供に、
優しく教えてあげてくださいね。
今ココに意識を合わせて、
落ち着きを取り戻す。
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本来の自分を取り戻し
喜び楽しむ日々を送られることを
いつも応援しています。
今日も生あるすべてに
ありがとうございます。
森山 華伊