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摂食障害やひきこもりのお子さんの褒め方

できるとできないの間

 

心優しい勇者たちへ

 

  

 

摂食障害や

 

ひきこもりに悩む方々と共に

 

明るい未来を目指す

 

森山華伊です。

 

 

 

 

 

お子さんの頑なな心を開くためにも、

 

自信を育てていくためにも、

 

褒めることが大事とよく言われます。

 

 

 

 

 

あまり褒め過ぎると

 

わざとらしくなりますし、

 

褒めなさ過ぎも不自然で、

 

加減が難しいところですよね。

 

 

 

 

 

今回は、そんなあなたのために

 

「ちょうどいい褒め加減」

 

についてお話したいと思います!

 

 

 

 

 

 

違和感を与える褒め方してませんか?

 

 

私の知り合いに・・・

 

褒めることが良いと人から聞いて、

 

お子さんを褒めることに

 

一生懸命になり過ぎて疲れている

 

お母さん(A さん)がいました。

 

 

 

 

 

自分の許せる体重になるまでは、

 

ぜったいに人に会えない、

 

自分には何かをする

 

資格もないと信じ、

 

心を閉ざしている・・・

 

 

 

そんなお子さん(B さん)と

 

同居しています。

 

 

 

 

 

「小さなことでも褒めなければ」

 

と、わずかな変化にも気付けるよう、

 

A さんは B さんに集中しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日、

 

少し気分が良かった B さんは、

 

 1 週間ぶりに A さんと一緒に

 

夕食の買い物に行きました。

 

 

 

 

 

いつもなら、

 

菓子パンやスナック菓子など、

 

買い物カートに入れていくのに、

 

 

 

 

 

この日の B さんは

 

お菓子のコーナーを素通りし、

 

結局夕食の食材だけ買いました。

 

 

 

 

 

帰り道、 

 

A さんは B さんの変化に、

 

少し戸惑いながらも嬉しさのあまり、

 

 

 

「スゴイ!がんばったね!」

 

 

 

と、手を叩きながら満面の笑みで

 

B さんを褒めました。

 

 

 

 

 

「この調子!この調子!」

 

 

 

「えらいね!できたね!」

 

 

 

 

 

今回に限らず B さんは、

 

こうして褒められるたびに、

 

胸のあたりがキュ~ッと

 

萎縮していくのを感じました。

 

 

 

 

 

次にイライラが湧いてきて、

 

再び自分の安全な殻に閉じこもる

 

というパターンを繰り返しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

褒めすぎは白黒思考を強める

 

 

「できたことは、うんと褒めましょう」

 

 

 

と、アドバイスを受け、

 

A さんは B さんのする小さなことも

 

褒めるように自分に課していました。

 

 

 

 

 

しかし、思うような反応が

 

B さんからかえってきません。

 

 

 

 

 

それどころか、かえって

 

心を頑なにさせているように感じます。

 

 

 

 

 

ある時 A さんは B さんに

 

それとなく聞いてみました。

 

 

 

 

 

 

 

B さんは、

 

しばらく無言でいましたが、

 

やがて重い口を開け、

 

ぶっきらぼうに答えました。

 

 

 

 

 

「過食しなかったら褒められて、

 

過食したらがっかりされると・・・

 

 

 

過食する自分を受け入れようと

 

がんばっているのに・・・

 

 

 

また振り出しに戻ってしまう」

 

 

 

 

 

 

さりげなくがちょうどいい

 

 

A さんはハッとしました。

 

良かれと思って褒めていたことが、

 

逆効果だったことに愕然としました。

 

 

 

 

 

過食にばかり目がいき過ぎて、

 

「過食=悪」

 

という考えによって

 

他の場面でもその杓子定規で

 

言動を選んでいたことに

 

気付かされたのです。

 

 

 

 

 

B さんは、

 

過食に囚われている自分を受け入れ

 

食に関する束縛を解放しようとしているのに、

 

A さんが褒めることによって、

 

「過食=失敗」

 

「過食しなかった=成功」

 

という白黒思考を強めている

 

という現象が起きていました。

 

 

 

 

 

その気付きから、 A さんは、

 

B さんが過食しようがしまいが、

 

そのこと自体に注意を向けることを

 

止めようと思いました。

 

 

 

 

 

たとえ注意が向いてしまっても、

 

「B さんの取り組む課題」

 

と、捉えなおすということを、

 

意識して続けました。

 

 

 

当初 A さんの捉え方は、

 

「過食=悪」

 

でした。

 

 

 

 

 

それが徐々に、

 

「過食=バランスをとる」

 

という考えに変化して、

 

少しずつ B さんの過食が

 

気にならなくなっていきました。

 

 

 

そして、褒めるときも、

 

できたから褒めるのではなく・・・

 

 

 

できてもできなくても、

 

どちらにしても学びがあり、

 

行動したこと自体を

 

褒めるようになっていきました。

 

 

 

 

 

無理をして、

 

テンションを上げて褒めなくても、

 

さりげなく言っただけで

 

伝わることも実感しました。

 

 

 

 

 

そして B さんは、

 

結果ばかりを気にしていましたが、

 

行動することやプロセスに

 

目向けることができるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

この、

 

「ちょうどいい褒め加減」

 

のように、

 

 

 

褒め過ぎることもなく・・・

 

 

 

褒めなさ過ぎることもなく・・・

 

 

 

白黒に偏らないほどよさ・・・

 

 

 

ちょうどいいかげんの

 

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本来の自分を取り戻し

 

喜び楽しむ日々を送られることを

 

いつも応援しています。

 

 

 

 

今日も生あるすべてに

 

ありがとうございます。

 

 

 

 

森山 華伊

 

 

 



ココロとカラダの

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